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SUNDAY LIBRARY

三浦 天紗子・評『認知症フレンドリー社会』徳田雄人・著

認知症患者と共生する新たな社会のかたち

◆『認知症フレンドリー社会』徳田雄人・著(岩波新書/税別780円)

 現在の日本は、認知症によって引き起こされる問題にそのつど解決法を探ろうという〈認知症対処社会〉だと著者は言う。実際、「認知症のケア」というと、まだまだ生活の介護や医療的な介入、連携に目がいきがちだ。だが、急激な高齢化が進む日本のような国で、健常者が認知症の人の生活全般を逐一ケアしていくなどおよそ現実的ではない。また、日本の社会保障費は約30兆円なのに、認知症にともなう社会的な費用が2014年の時点で14.5兆円もかかっているという指摘にも驚かされた。マンパワーもマネーも限界に来ているいま、その画期的な対策が、本書がリポートしている〈認知症フレンドリー社会〉へのシフトだろう。

 フレンドリーという単語から、認知症の人に親切にしようというマインドを思い浮かべるかもしれないが、こ…

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