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メリー・ポピンズ リターンズ

前作の20年後の英国が舞台 古典と新しさの融合で夢のような冒険に心躍る

映画「メリー・ポピンズ リターンズ」のビジュアル (C)2019 Disney. All Rights Reserved.

 ディズニー映画「メリー・ポピンズ リターンズ」(ロブ・マーシャル監督)が、2月1日からTOHOシネマズ日比谷(東京都千代田区)ほかで公開される。1964年に公開された前作「メリー・ポピンズ」の20年後、大恐慌時代(29~33年)のロンドンが舞台。大人になったマイケル(ベン・ウィショーさん)の一家に、メリー・ポピンズ(エミリー・ブラントさん)が再び奇跡を起こす。

 バンクス一家の長男マイケルは、父や祖父が勤めた銀行で働いていたが、大恐慌で融資の返済期限が切れ、家を失うピンチに立たされる。3人の子供たちがいるが、妻に先立たれ、家が荒れ放題だった。そんな折、魔法使いのメリー・ポピンズが空から舞い降りてきて……という展開。

 新曲を含む音楽に乗せてフレッシュに、アニメーションと実写との融合シーンでは2Dを使ってクラシカルに、さまざまな映像的魔法で、老若男女に希望を与えてくれる。

 「プラダを着た悪魔」(2006年)などのブラントさん、「007 スペクター」(15年)などのウィショーさんのほか、コリン・ファースさん、メリル・ストリープさんら豪華キャストが顔をそろえた。ブラントさん演じるポピンズは、おしゃれで頼りがいもあって、エッジも利いている。街灯の点灯夫ジャック役には、ピュリツァー賞、トニー賞、グラミー賞に輝くブロードウェイの大スター、リン・マニュエル・ミランダさんが扮(ふん)し、魅力的な歌声でロンドンの街や人々に明かりをともす。

 マイケルは、大人になって生活も心も疲弊していた。そこへメリー・ポピンズが空から舞い降りてくる。ワクワクさせられるシーンだ。どうピンチを切り抜けるかというシンプルな物語だが、ハラハラもさせられる。子供たちとの冒険の数々は、観客に子供だった頃の想像力を思い起こさせる。前作へのオマージュとなっているシーンでは、手描きのアニメーションと実写との融合でファンタジックな世界が広がり、まるで夢のようだ。

 舞台演出家で振付師でもあり、ディズニー映画「パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉」(11年)などを手掛けたマーシャル監督が、その後の冒険を、前作に敬意を払いながら、現代的に生き生きと描き出した。ブラントさんとは、「イントゥ・ザ・ウッズ」(15年)以来のタッグとなる。米アカデミー賞の作曲賞・主題歌賞など4部門にノミネートされた。

 日本語吹き替え版では、歌手の平原綾香さんがポピンズの声を担当。昨年、ミュージカル版「メリー・ポピンズ」でも同役を演じた平原さんは、エンドソング「幸せのありか」などのミュージカルナンバーを歌っている。(キョーコ/フリーライター)

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