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稲垣吾郎

39歳のころは「めくるめく日々だった」

名古屋市内で主演映画「半世界」の舞台あいさつに登場した稲垣吾郎さん

 稲垣吾郎さんが1日、名古屋市内で主演映画「半世界」(阪本順治監督、15日公開)の舞台あいさつに登場した。人生の“折り返し地点”を迎える39歳の炭焼き職人、高村紘を演じた稲垣さんは「僕が39歳の時は、10代のころからずっと同じ仕事をやってきたので『もうすぐ40歳で折り返し地点になるのかな』とかは考えずに、めくるめく日々で忙しかった」と振り返った。

 続けて「(折り返しを感じるのは)環境が変わって、ここ2年ぐらいですね。42、43歳になってから、また新しいスタートが始まった。そこからの方が僕は、折り返し地点という感じがする。そんな心境で、この役柄だったので、すごくぴったりだなと思いました」とコメントし、「(半世界は)吾郎さんのドキュメンタリーのような感じ」とちゃめっ気たっぷりの笑顔を見せた。また「僕はあまり先のことを考えない方。考えるとなんとなく少し不安になるじゃないですか」と本音ものぞかせていた。

 また炭焼き職人役と聞いた際を「すごくびっくりした。長谷川博己さんが演じた瑛介の役かと思った」と振り返った。「モデルになった方のファッションを研究して。はいたこともないようなコーデュロイのズボンとか、ワークシャツとかを着て、自分じゃないみたいだった。その格好で炭焼き小屋で撮影をしていたので、灰だらけになって。最後には灰の匂いが心地よくなった。そういう香りや気配がスクリーンから伝わるんじゃないかな。炭焼き小屋のシーンはすごくすてきです」と語った。この日は阪本監督も登場した。

 映画は、阪本監督が脚本も担当した完全オリジナル作。山中の炭焼き窯で備長炭を作って生計を立てている高村紘(稲垣さん)の元に、中学からの旧友で元自衛官の瑛介(長谷川さん)がやってくる。仕事にかまけて家のことをしてこなかった紘は、瑛介ともう一人の同級生・光彦(渋川清彦さん)の言葉から仕事と家族に真剣に向き合おうと決意するが……というストーリー。

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