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【サンパウロ山本太一】「2人の大統領」が並び立つ異常事態となっている南米ベネズエラで2日、独裁色を強める反米左派マドゥロ大統領に対し退陣を求める大規模なデモが全土で実施された。この日、軍幹部が野党指導者のグアイド国会議長を暫定大統領として認めると表明。暫定大統領支持派が勢いづく中、デモを主導したグアイド氏は軍部に対し、さらなる離反を呼びかけた。軍の離反が進むか否かが今後の動向のカギとなりそうだ。
「デモ参加者に発砲するのをやめてほしい。それだけでなく、ベネズエラの再建にかかわってほしい」。グアイド氏は首都カラカスで開かれた集会で、軍に対してそう呼びかけ、デモ隊への暴力的な鎮圧の中止に加え、軍人が反政府運動に参加するよう促した。また、マドゥロ氏が退陣し、やり直し大統領選が実施されるまでデモを続けると明言した。
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