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SUNDAY LIBRARY

池内 紀・評『社をもたない神々』神崎宣武・著

世界で淘汰された自然信仰が「ご都合教」として残されている

◆『社をもたない神々』神崎宣武(かんざきのりたけ)・著((角川選書/税別1700円)

 奄美大島の山で出くわしたのだが、山頂近くに草地がポッカリと口をあけていた。ただの草原ではなく、何やら特有の雰囲気がある。奄美には長らく民間呪術に通じた「ノロ」と呼ばれる女性がいて、陰の信仰をになってきた。その草地は神座(かみくら)のつくられた場所のようだった。儀礼が終われば取り払われて、あとはふだんの草っ原にもどる。

 注意して見てあるけば、全国にごまんとあるだろう。山に神がいて、森が恐れられていた。なかでも人々が敬…

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