著者インタビュー 辻山良雄『ことばの生まれる景色』
本屋で働く人は、本のことをよく知っている必要があります
◆『ことばの生まれる景色』辻山良雄/文 nakaban/絵(ナナロク社/税別2300円)
東京・荻窪で本屋とカフェとギャラリーの店「Title」を営む辻山良雄さんは、ツイッターや新聞書評などで新旧のオススメ本を紹介してきた。本書は辻山さんが選んだ本をめぐる40のエッセーと、画家のnakabanさんがその本から受けた印象を描いた絵で構成されている。開店以来、3回にわたって開催された展覧会の作品に、新作を加えている。
「nakabanさんの絵をはじめて見たのは、私が広島の書店リブロに勤めていた頃、蕎麦(そば)屋のシャ…
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