統計不正 大西前統括官「把握5日後に報告」 衆院予算委参考人招致

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衆院予算委員会で厚生労働省の毎月勤労統計の不正調査問題について答弁する同省の大西康之前政策統括官。奥左から3人目は根本匠厚労相=国会内で2019年2月8日午後2時21分、川田雅浩撮影
衆院予算委員会で厚生労働省の毎月勤労統計の不正調査問題について答弁する同省の大西康之前政策統括官。奥左から3人目は根本匠厚労相=国会内で2019年2月8日午後2時21分、川田雅浩撮影

 衆院予算委員会は8日、厚生労働省による毎月勤労統計の不正調査問題で、同省の統計担当責任者だった大西康之前政策統括官を参考人招致した。大西氏は不正を昨年12月13日に初めて把握し、5日後に上司の省幹部に報告・協議したと説明。不正問題は半月後の同28日に報道され、根本匠厚労相が1月8日にようやく公表したが、その間、同省の対応が後手に回り続けていた実態が改めて鮮明になった。

 衆院予算委はこの日、安倍晋三首相と全閣僚が出席して2019年度予算案の基本的質疑を始めた。厚労省の統計担当責任者だった大西氏は2月1日に官房付に更迭され、その後の予算委で参考人招致されたのは初めて。

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