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流氷にイルカ挟まれ集団座礁 9頭犠牲 急な南下で逃げ遅れ?

流氷と岸の間に追い込まれて身動きが取れなくなったイシイルカ=北海道羅臼町で2019年2月8日午前10時24分、桜井憲二さん撮影

 北海道羅臼町の海岸で、イシイルカが流氷と岩礁に挟まれて集団で座礁し、8日に確認されただけで9頭が犠牲になっていた。イルカによる同様の集団座礁は珍しく、オホーツク海から南下してきた流氷の急な動きから逃げきれなかったとみられる。

     現場は知床半島南側にある羅臼町中心部から約10キロの場所。救助に当たった自営業、桜井憲二さん(55)によると7日昼ごろ、現場近くに流氷が接岸し、岸との間で40頭以上が閉じ込められたとみられる。大半は脱出したが、逃げ遅れたイルカは傷だらけになりながら流氷と岸の間の幅20メートルの岩礁帯に追い込まれ、息も絶え絶えの状態になったという。

    流氷に挟まれて死んだイシイルカ=北海道羅臼町で2019年2月8日、桜井憲二さん撮影

     桜井さんは干潮となった8日午前8時ごろからウインチなどで、約3時間かけて4頭を流氷の上に引き上げ、流氷がない水面まで運んで放したが、最終的に命を落とした9頭が確認された。多くは若い個体とみられる。

     知床では2005年、シャチ9頭が流氷に挟まれ命を落としているほか、オホーツク海沿いの枝幸町でもシャチが犠牲になったケースが過去3件報告されている。【本間浩昭】

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