メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

SUNDAY LIBRARY

岡崎 武志・評『跳ぶ男』『釜ヶ崎合唱団』ほか

今週の新刊

◆『跳ぶ男』青山文平・著(文藝春秋/税別1600円)

 能という芸能が、政治と深く結びついていたことは、室町期の足利義満と世阿弥の関係でわかる。しかし、江戸期には深刻なほど密接にあったことを、青山文平の長編『跳ぶ男』で知る。

 貧しい藩の道具役(能役者)の家に生まれた剛(たける)は、幼い頃に母を亡くし、年上の英才・保(たもつ)を頼りに能の道を歩んでいた。「ちゃんとした墓参りができる国にしたい」という悲願は、保の死で途絶えた。そこへ世継ぎのない藩主の急死で、剛の運命が思いがけなく大きく転回していく。

 藩の目付・鵜飼(うかい)の命で、剛は7カ月、主(あるじ)の身代わりとして立てられることになる。生き…

この記事は有料記事です。

残り1484文字(全文1788文字)

おすすめ記事

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 神戸で市バス、多数はねる 男性1人死亡、女性2人心肺停止 64歳運転手逮捕
  2. 死亡女性は20歳大学生、男性は23歳アルバイト 運転手「ブレーキ踏み発車作業中に急発進…」 神戸・バス事故
  3. 心肺停止の女性死亡、死者2人に 逮捕の運転手「発車しようとしたら急発進」 神戸・バス事故
  4. 官邸・与党「ちぐはぐさ」露呈…補選2敗 安倍政権、影響抑えに躍起
  5. SNSで水着姿公開 ロシア女性教師が退職に追い込まれる

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです