野党の武器「質問主意書」の今 増加とともに威力低下 「ゼロ回答」頻発

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昨年の第196回通常国会で出された質問主意書の一部。「未確認飛行物体(UFO)」や「ムーミン」について尋ねる質問も=飯田憲撮影
昨年の第196回通常国会で出された質問主意書の一部。「未確認飛行物体(UFO)」や「ムーミン」について尋ねる質問も=飯田憲撮影

 連日論戦が続く通常国会。委員会での野党の追及と閣僚の答弁に注目が集まるが、そうした場以外にも、国会議員が政府の見解を問う制度がある。その一つが野党側の武器と言われる「質問主意書」だ。提出件数は増えたものの、安倍内閣は「ゼロ回答」が目立ち、威力を十分に発揮できていない。一方、主意書の「質」の低下もささやかれている。

 「制度が骨抜きになりかねない」。質問主意書を長年活用してきた立憲民主党代表代行の長妻昭衆院議員は、近年の政府側の答弁姿勢に憤りを隠さない。

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