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群馬百湯

/82 湯の宿「畔瀬」(片品村) 震災避難者癒やし 「人のよさ」と湯の手触り受け継ぎ /群馬

 「うちのお湯は軽いんだ。入ってみればわかる」。2代目の入沢尚和さん(44)に勧められて湯に触れてみると、さらさらとした手触り。確かに「軽い!」。

 この湯は、村議だった祖父・真蔵さんが1年近くかけて掘り当て、3代にわたって大切に守ってきた。真蔵さんは自費でプレハブの湯屋をこしらえ、10年ほど近隣の人々に無料で開放していた。入沢さんは「家族から見ればただのお人よしだよ」と苦笑いしながらも「何でもできて頼りになる祖父だった」と懐かしむ。

 祖父の「人のよさ」は2代目に受け継がれている。2011年の東日本大震災。発生の2日後、入沢さんのも…

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