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住友電工の松本会長、ゼンリンの高山社長を表彰 毎日経済人賞

第39回毎日経済人賞を受賞した住友電気工業の松本正義会長(右)とゼンリンの高山善司社長=東京都文京区のホテル椿山荘東京で2019年2月22日午後3時1分、丸山博撮影

 第39回「毎日経済人賞」の贈呈式が22日、東京都文京区のホテル椿山荘東京で開かれ、受賞した住友電気工業の松本正義会長(74)と、ゼンリンの高山善司社長(56)が表彰された。

 毎日経済人賞は、優れた経営手腕で経済界に新風を吹き込み、社会的、文化的な活動を通じて国民生活の発展に貢献した経営者をたたえる。

 松本氏は米国などでの海外勤務を経て2004年に住友電工社長に就任し、自動車向けワイヤハーネス(組み電線)の事業に注力した。08年のリーマン・ショックによる景気後退の影響を受けながらも主力事業に育て上げ、会長に就くまでの13年間で連結売上高は約2倍、最終(当期)利益は4倍強に拡大した。贈呈式では、選考委員を務めた福川伸次氏が「松本氏が現場や国際社会で活躍した経験を生かして付加価値の高いものをつくっている。日本の新しい製造業の生き方だ」と選考理由を述べた。また、関西経済連合会会長として、25年大阪・関西万博の誘致に尽力したことを念頭に「地盤沈下と言われている関西経済界をもう一回、日の当たるようにしようとリードしている」とたたえた。

 高山氏は、08年、創業家以外で初の生え抜き社長に45歳の若さで就任。「攻めの経営」を掲げ、精度が高く膨大な地図情報を武器に、時代の変化に応じてスマートフォン向けのサービスなどを拡大してきた。自動運転向けの高精度の三次元地図データの作製に取り組むほか、三次元地図データを活用したドローン(小型無人機)による配送の実現を目指すなど新たな領域にも挑んでいる。福川氏は「ビッグデータの時代と言われる中で、地図情報をビッグデータとして処理し、三次元的なデータを制御する新しい分野に挑戦している。知恵づくりの根幹だ。新しい発展を遂げるだろう」と期待を込めた。

 受賞のあいさつで、松本氏は「どれだけ景気が悪くても研究開発投資はカットせず、将来のためにいっぱいカネを使ってきた。みんなで一生懸命やってきた粘っこい企業体質は400年の住友の歴史の事業精神にあると思う」と語った。高山氏は「私一人で成しえたわけではない。今後、データベースを価値あるものとして提供するノウハウを残さなければ、会社も生き残れない。いろんな業種の方と組んでできることがたくさんでてくる」と意気込みを語った。

 両氏には第59回毎日芸術賞受賞の書家、仲川恭司氏が揮毫(きごう)した書が贈られた。松本氏は住友グループの事業精神でもある「萬事入精(ばんじにっせい)」、高山氏は「感動」を選んだ。【藤渕志保、横山三加子】

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