2020年東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会(組織委)は2月28日、競技会場の敷地内にたばこを吸える場所を設けず「全面禁煙」にすることを明らかにしました。たばこは紙巻きだけではなく、加熱式も含まれます。
組織委によると、敷地内を含めた全面禁煙は夏季五輪では初めての試みです。前回の16年リオデジャネイロ五輪など過去の大会でも建物の中は禁煙でしたが、敷地内に簡易喫煙所を設けるなどして、たばこを吸うことができました。
組織委は「VIP(重要な人)らを含めて何人たりとも(たばこを吸うのを)認めない」としています。東京五輪は、たばこを吸うことに最も厳しい大会になる見通しです。ただ、大会に関わる人たちが長く滞在する選手村などに限り、例外的にたばこを吸えるスペースを設けます。