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競馬

菜七子 新ルール1勝!3キロ減の恩恵きっちり生かした(スポニチ)

 藤田菜七子(21)が3日、小倉8Rを1番人気アラスカノオーロラ(牡4=小島)で快勝。今月から導入されたJRAの女性騎手減量新ルールでの記念すべき初勝利となった。菜七子は16年3月3日に川崎競馬場でプロ騎手としてデビュー。「ひな祭り」の日が、また新たなメモリアルデーとなった。また、「第56回弥生賞」では8番人気のメイショウテンゲンが重賞初制覇。2着シュヴァルツリーゼ、3着ブレイキングドーンまでが皐月賞(4月14日、中山)の優先出走権を獲得した。

     ひな祭りの日に、JRA女性騎手の新たな歴史の始まりともなる1勝。重馬場で行われた小倉8R。1番人気に応えてアラスカノオーロラで差し切った菜七子は会心の表情を浮かべた。

     「元々力のある馬だということは分かっていたので、自信を持って乗りました。外枠だったことで馬場のいい所を走れたし、手応え通りに最後は伸びてくれました」

     完璧な騎乗ではあったが、女性騎手減量新ルールの恩恵も勝利の一要因であることは否定できない。自身が手綱を取った前走(2月2日)は勝ち馬にタイム差なし、首差の2着に敗れた。その前走時は☆(負担重量1キロ減)で56キロ、新ルールが適用されたこの日は▲(同3キロ減)で54キロでの騎乗。同馬を管理する小島師も「(新ルールは)間違いなく大きい。デビュー当時の3キロ減と、成長した4年目の3キロ減は全然違う。(この日の菜七子への騎乗依頼も)こちらが狙ったことですから。みんな他の陣営も(菜七子を)求めていると思いますよ」と評した。

     新ルール適用13レース目での初勝利。菜七子自身のスタイルは「私は決められたルールの中で乗るだけ」で一貫しているが、現段階で新ルールが適用されるのは菜七子1人。恩恵とばかり言えない新たな“戦い”も生じる。この2日間、減量恩恵のない特別戦も含めて今年最多の一節計17鞍が集まったが、騎乗数が激増すれば当然、今まで以上に体力も要求される。さらに菜七子は昨年7月途中から騎乗依頼仲介者(エージェント)と契約していないため、自身と師匠の根本師で騎乗スケジュールを管理している。今後も騎乗オファーが殺到すれば、ターフ外でも多忙を極める。また、新ルール下では騎乗馬の実績以上に人気を集めるケースも多く、かかるプレッシャーは想像以上だ。

     ただ、本人もそれは百も承知している。「私だけでなく後輩の女性ジョッキーのことも考えて作られたルール。私は一鞍一鞍をしっかり乗ることしかできないが、頑張りたい」--。

     3年前の16年3月3日にデビューを飾り、以降はただ1人の現役JRA女性騎手として蹄跡なき道を歩み続けてきた菜七子。この日の1勝はただの1勝ではない。後に続く女性ジョッキーへの確かな道標、希望となる。(スポニチ)

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