イスラエル 10年ぶり政権交代も 4月総選挙、右派苦戦

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 【エルサレム高橋宗男】イスラエル総選挙が4月9日に実施される。選挙戦は5期目を目指すネタニヤフ首相率いる右派政党リクードと、ガンツ元軍参謀総長とラピド元財務相の中道政党連合「青と白」が第1党の座を争う構図となっている。選挙後にネタニヤフ氏を収賄罪などで起訴する検察の方針を受けて、リクードは苦戦を強いられており、10年ぶりの政権交代の可能性も出ている。

 「今後も首相として国民と国に奉仕する」。検察が起訴方針を示した2月28日、ネタニヤフ氏は無実を主張し、首相続投への意欲を強調した。イスラエルでは首相が違法行為で起訴されたとしても辞任する法的義務はない。仮に起訴された場合、法廷闘争を続ければ有罪になっても5期目の任期中に収監されることはないとみられ、ネタニヤフ氏は強気の姿勢を崩さない。

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