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バドミントン

桃田、日本勢全英初V!届けた不屈の福島魂(スポニチ)

バドミントン全英オープン最終日(2019年3月10日 英国・バーミンガム)

 各種目の決勝が行われ、男子シングルスでは世界ランキング1位の桃田賢斗(24=NTT東日本)が同6位のビクトル・アクセルセン(25=デンマーク)を2-1(21-11、15-21、21-15)で下し、初優勝を飾った。109回目を迎えた伝統ある大会で日本勢が同種目を制するのは初の快挙。世界選手権、世界ツアーファイナルに加えて新たなビッグタイトルを獲得し、開幕まであと500日となった20年東京五輪へ向けて大きな弾みとなった。

     また新たな勲章を手に入れた。1899年、和暦では実に明治32年に第1回大会が行われた歴史と伝統のある全英オープン。桃田は日本男子シングルスで初めて銀色の優勝カップを手にした。

     「この大会は誰もが獲りたいタイトルだと思うので、優勝することができて凄い自信になった。苦しかったんですけど、楽しくプレーすることができた」

     第1ゲームは過去10勝1敗と相性のよいアクセルセンを10点差で軽々と料理。だが、1メートル94から打ち下ろすショットに押され第2ゲームを取られると、最終ゲームも0-4とされた。だが、ここからが真骨頂。ネット際から相手のネットぎりぎりへの得意ショット「ヘアピン」に活路を見いだし、流れを一気に引き寄せた。

     16年に犯した違法賭博問題での活動停止を受け、リオデジャネイロ五輪出場を断念。その際に多くの人に支えられていたことを知った。くしくも、決勝が行われたのは日本時間で東日本大震災が発生した3月11日。高校1年時の震災当日は海外遠征中だったが、富岡一中、富岡高と6年間を福島県で過ごした桃田にとって大きな意味を持つ日だ。「コートに立つ前にそのことを考えた。まだ心に傷を負っている方もいると思う。そういう方のためにも簡単に諦めるわけにはいかないと思っていた」。東北で培われた技術に加え、多くの経験を経て世界ランキング1位の今がある。「福島県で6年間、中高の時を過ごしたことが今の自分の土台となっている」

     地元開催の東京五輪まであと500日。賢斗の由来は、アメリカン・コミック「スーパーマン」の主人公クラーク・ケント。世界で一番強い男になるために、次なるターゲットは定まった。(スポニチ)

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