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石綿労災記録、黒塗りで開示 遺族「国の救済方針に逆行」 熊本労基署

開示された黒塗りの資料と、小島さん夫婦の遺影。小島さんは晩年、肺がんのため酸素ボンベが手放せなかった=福岡県筑紫野市で、平川昌範撮影

 熊本県内の工場などでアスベスト(石綿)を吸って病気になった男性の遺族が、労働基準監督署に労災記録の開示を求めたところ、勤務先など重要部分が黒塗りで開示された。遺族は、最高裁判決を受けて和解による被害救済を進める国の姿勢に促されて提訴しており、弁護団や遺族は、国の方針に逆行していると批判する。

 「お父さんの労災記録は、残念ながらスカスカでした」。今年1月、福岡県筑紫野市の原告男性(62)に代理人の弁護士から連絡があった。熊本の工場などで石綿を使った内装材の製造に長年かかわり、2009年に肺がんで亡くなった父小島武夫さん(当時82歳)の労災記録はあちこち黒く塗られていた。

 熊本労働基準監督署が開示した記録は235ページ。勤務先の名称や所在地、職歴、主治医名の他、労基署に…

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