「日本のポンペイ」VRで古代を再現 噴火で埋もれた黒井峯遺跡

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現在は緑地となっている黒井峯遺跡。VR技術によって古墳時代までタイムトリップできる=渋川市中郷で、2019年3月28日午後2時34分、神内亜実撮影
現在は緑地となっている黒井峯遺跡。VR技術によって古墳時代までタイムトリップできる=渋川市中郷で、2019年3月28日午後2時34分、神内亜実撮影

 古墳時代へ“タイムトラベル”――。「日本のポンペイ」とも呼ばれる群馬県渋川市の黒井峯遺跡(国指定史跡)で、専用アプリを入れたスマートフォンやタブレットをかざすと、古墳時代の集落の再現映像がみられるサービスが始まった。VR(仮想現実)技術を使い、現地に立つと、周囲360度の再現映像が音声解説とともに楽しめる。遺跡の再現VRは県内初。県の担当者は「遺跡の歴史的価値を知ってほしい」とPRしている。【神内亜実】

 黒井峯遺跡は、6世紀中旬の榛名山二ツ岳の噴火によって埋まった集落跡。約2メートルの分厚い軽石層の下に、当時の畑や道の形がそのまま保存されており、「噴火直前まで人々が生活していた集落の様子が詳細に分かる貴重な遺跡の一つ」(担当者)。

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