新元号

「令和」 「5元号、長きを生きて、われはビックリ」 群馬の女性、来月1日に108歳

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手を広げ5本の指を立てて見せた糸井ミヤさん=前橋市関根町で2019年4月27日、西銘研志郎撮影
手を広げ5本の指を立てて見せた糸井ミヤさん=前橋市関根町で2019年4月27日、西銘研志郎撮影

明治・大正・昭和・平成、そして令和

 記者がカメラを向けると手のひらをぱっと広げ5本の指を立てた。前橋市の老人ホームで暮らす糸井ミヤさん(107)は、明治44(1911)年5月1日生まれ。108回目の誕生日に、自身にとって五つ目の元号となる令和の始まりを迎える。

 岩手県出身。地元の女学校を出た後、上京し、川村女学院(現・川村学園女子大)に入学。卒業後は福島県に住む兄を頼り、福島の女学校で家政科の教師として働いた。結婚後は軍関係の仕事をしていた群馬県出身の夫とともに旧満州(現中国東北部)に移住。直接戦火に遭うことはなかったが、戦局の悪化に伴い日本に戻った。

 終戦後は群馬で暮らし、物資不足の中、若い女性を相手に好きだった料理を教え始めた。料理教室はやがて県知事の認可を受けた料理学校に形を変え、「料理で幸せになってほしい」と85歳になるまで多くの教え子を育ててきた。

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