- ポスト
- みんなのポストを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
植樹祭開催地、南相馬の村松保一さん
30日に退位の日を迎えられる天皇陛下は、皇后さまとともに東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の被災地を繰り返し訪れ、被災者の話に耳を傾けた。両陛下と接した県内の被災者は、お二人の心遣いに感謝し、健康で穏やかな今後の生活を願った。【高橋隆輔、川口裕之】
両陛下が県内を訪問されたのは、皇太子ご夫妻時代を含めて計13回。震災後は、発生2カ月後の2011年5月11日を皮切りに計6回来県した。避難所や仮設住宅などにおもむき津波で肉親を亡くした遺族や、原発事故で避難生活を強いられた住民を見舞った。県産の野菜や果物を購入し、風評被害に苦しむ農家や漁業関係者、除染作業員らをねぎらった。
「公務とはいえ、普通ならもう引退している年齢。ゆっくり好きなことをして、長生きしてほしい」。昨年6月に南相馬市で行われた全国植樹祭で、両陛下と接した村松保一さん(69)はそう話す。
この記事は有料記事です。
残り648文字(全文1046文字)