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欧州中央銀行(ECB)は6日、リトアニアの首都ビリニュスで定例理事会を開き、利上げを開始するタイミングを2020年後半以降に先送りすることを決めた。世界的な貿易摩擦を背景に、景気減速の懸念が急速に強まっていることを踏まえた措置で、利下げを示唆した米連邦準備制度理事会(FRB)に続き、金融政策の正常化が遠のいてきた。
ECBは昨年12月、国債などを購入して市場に大量のお金を流し込む量的緩和策の終了を決めた。今年3月には主要な政策金利を引き上げるタイミングを来年以降に先送りし、金利水準を現状のまま据え置く期間を「19年末まで」としていた。
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