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ベトナムとの交流を続けている東京都港区の浄土宗の寺院「日新窟(にっしんくつ)」で、仕事や生活で追い詰められて亡くなった在日ベトナム人の若者の位牌(いはい)が増え続けている。6月30日には敷地内に完成した供養塔の落慶法要が開かれ、集まった両国の人たちが祈りをささげた。
法要では、両国の僧侶約20人がベトナム語と日本語の経文を交互に読み上げ、日新窟の尼僧のティック・タム・チーさん(41)が本堂で預かってきた位牌約150柱を供養塔に移した。多くが20~30代の技能実習生や留学生のものという。
タム・チーさんは2012年から技能実習生や留学生らの供養を引き受けるようになった。在日ベトナム人の増加につれ、大使館の依頼などを受けて葬儀に呼ばれることも増え、昨年は計40人、今年は既に20人近くの葬儀を執り行った。
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