新潟・山形地震

生活・経済復興へ一丸 村上市が「がんばろう宣言」 /新潟

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「がんばろう」のかけ声と共に拳をつき上げる高橋邦芳市長(右から2人目)と市内の観光団体関係者ら=新潟県村上市三之町の市役所で 拡大
「がんばろう」のかけ声と共に拳をつき上げる高橋邦芳市長(右から2人目)と市内の観光団体関係者ら=新潟県村上市三之町の市役所で

 先月18日の新潟・山形地震で震度6強を観測した村上市は1日、復興キャンペーン「がんばろう村上宣言」を出した。高橋邦芳市長や市内の31観光団体計約40人が「チーム村上」として一丸となることを確認した。

 地震の影響で、市内の宿泊・立ち寄り観光施設では先月26日までに計約1100件、約6300人のキャンセルがあった。現在はキャンセル数は落ち着いているが、一番の繁忙期である夏の海水浴シーズンに向け集客を図る狙いだ。

 高橋市長が「一丸となって市民の生活、経済活動の復興に取り組む」と宣言し、参加者は拳をつき上げ「がんばろう」と気勢を上げた。市や観光団体は「がんばろう村上」と書かれた復興のぼり2000~3000棹(さお)を作り、市内各地に設置する。参加した瀬波温泉旅館協同組合の佐藤久也さん(75)は「観光施設への被害はほとんどない。安心して県内外から訪れてもらえるよう一丸となってアピールしたい」と語った。

 この日は花角英世知事と山本順三防災担当相らの視察団が同市府屋を訪れ、被害状況などを視察。高橋市長が早期復旧のための支援を求める要望書を手渡した。【北村秀徳】

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