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『明智光秀・秀満』 著者・小和田哲男さん

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小和田哲男さん=今沢真撮影
小和田哲男さん=今沢真撮影

 ◆『明智光秀・秀満(あけちみつひで・ひでみつ)』 著者・小和田哲男(おわだ・てつお)さん

 (ミネルヴァ書房・2700円)

「本能寺の変」のナゾに迫る

 2020年のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」は明智光秀が主人公だ。その時代考証を担当する戦国武将研究の第一人者が、光秀研究の2冊目を20年ぶりに出版した。

 かねて、光秀と石田三成、今川義元の「負け組」3人を「シンパシーを感じる武将」に挙げていた。なかでも光秀には思い入れがある。「主君・織田信長を討ち取った謀反人、裏切りの悪人として語られているのはかわいそう。本当の光秀像を後世に伝えなければという、歴史家の使命感があります」とこだわる理由を語る。

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