奥尻で受けた恩 福島の復興へ 北海道南西沖地震26年、復興協力 

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福島でトラック運転手として働いている浅利勇二さん=福島県富岡町で2019年7月9日午後4時16分、和田大典撮影
福島でトラック運転手として働いている浅利勇二さん=福島県富岡町で2019年7月9日午後4時16分、和田大典撮影

 230人が犠牲になった北海道南西沖地震から12日で26年。最大の被災地、北海道・奥尻島出身のトラック運転手、浅利勇二さん(46)は東日本大震災後、福島県いわき市の復旧工事現場で働き、今春から、東京電力福島第1原発事故の除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設の建設に携わっている。古里での被災体験が、福島に関わり続ける原動力だ。

 1993年7月12日の夜、島東部のフェリーターミナルで強い揺れを感じた直後、目の前のホテルが大規模な土砂崩れにのみ込まれた。がれきの下から助けを求める声を頼りに、数人を救助した。

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