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学校現場をみつめて/109 災害対応/中 避難所の役割を考える /高知

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 近年の災害において、避難所の役割が大きくなっています。避難所とは、避難するための施設や場所のことですが、さまざまなものがあります。東日本大震災の教訓を受けて、その後改正された災害対策基本法では、切迫した災害の危険から逃れるための「指定緊急避難場所」だけでなく、一定期間滞在し、避難者の生活環境を確保するため、「指定避難所」の在り方を明確にしました。

 指定避難所は、災害の危険性があり、避難した住民等を災害の危険性がなくなるまでに必要な間滞在させ、または災害により家に戻れなくなった住民等を一時的に滞在させるための施設として市町村長が指定するものです。ここでは、一定の期間滞在することもあり、ある程度の人員を屋内に収容する場所という点で、学校や体育館、公民館などが多く指定されています。そうなると、居住性など快適な空間を追求する必要がありますが、どう…

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