観光客呼び込み国内唯一の「パゴダ」守ろう 北九州のミャンマー寺院

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調査のためパゴダの屋根に上る西日本工大の学生ら=北九州市門司区の世界平和パゴダで2019年6月4日、長谷川容子撮影
調査のためパゴダの屋根に上る西日本工大の学生ら=北九州市門司区の世界平和パゴダで2019年6月4日、長谷川容子撮影

 北九州市門司区にある国内唯一の本格的なミャンマー式仏教寺院「世界平和パゴダ」。門司港を見守る金色の仏塔の国の登録有形文化財への登録を目指すプロジェクトが動きだしている。パゴダの運営を支える奉賛会(佐久間進会長)の依頼で大学による調査も進んでおり、登録で光を当てて観光客を呼び込み、建物の維持管理費の調達にもつなげたい考えだ。

 パゴダは1958年、第二次大戦中のビルマ(現ミャンマー)で戦没した兵士らの慰霊などのため、当時のビルマ政府仏教会と地元有志が建立。出征兵士を送り出した門司港を見下ろすめかり山頂がその地に選ばれた。建設は帰還兵らの意見を取り入れながら進められたが、設計図は残っていない。

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