米軍がイラン無人機破壊 イランは否定、非難合戦に ホルムズ海峡

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 トランプ米大統領は18日、中東のホルムズ海峡で米軍の強襲揚陸艦「ボクサー」に至近距離まで迫ってきたイランの無人機を破壊したと発表した。再三の警告を無視し、約900メートルまで接近したため、自衛措置に踏み切ったという。これに対しイランのアラグチ外務次官は19日、「我々はホルムズ海峡やその他の海域で、いかなる無人機も失っていない」とツイッターに投稿し、米国の発表内容を否定。最近は同海峡周辺で起きたタンカー攻撃事件などでも米国とイランの主張は食い違っており、「非難合戦」の様相も呈している。

 米国防総省は「ボクサーは現地時間18日午前10時ごろ、ホルムズ海峡の公海を航行していた」と明かし、「艦艇と乗組員の安全確保のため防御的行動を取った」と説明。米軍は詳しい状況を明らかにしていないが、米メディアによると、近づいてきた無人機を敵のものと識別した場合、妨害電波を出して無人機を制御不能に陥らせ、墜落させる最新鋭のシステムを使用した可能性があるという。

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