アニメ会社で放火　３３人死亡

　京都市にあるアニメ制作会社「京都アニメーション」のスタジオで１８日午前１０時半ごろ、男がガソリンとみられる液体をまいて放火し、爆発（ばくはつ）を伴（ともな）う火災が起きた。当時建物内に７０人以上いたが、１階から燃え広がった火の手はあっという間に３階建てのビルを包み、３３人が死亡した。放火事件の被害者（ひがいしゃ）数では平成以降最悪の惨事（さんじ）となった。

　放火した男は現場から、数十メートル離（はな）れた場所で取（と）り押（お）さえられた。関東地方に住む４１歳（さい）で、この会社で働いたことはなく、警察の調べに「自分が火を放った」と話したという。