- ポスト
- みんなのポストを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
◎特選
◎生年を昭和と書きて列車より遠き明かりをながむるごとし 宮崎市 薗田潤子
【評】平成から令和に変わり、自分の生まれた昭和が遠くなった思いを、説得力のある巧みな比喩で詠んでいる。
棄てるはずの本の付箋が目についてページを繰ればもう棄てられず 京都市 高橋よしこ
初給料で親に炊飯器買いしとう昭和みたいな十九歳の同僚 千曲市 米澤光人
蝉声に耳をすませばときどきにゆるやかなれる数秒のあり 垂水市 岩元秀人
この記事は有料記事です。
残り239文字(全文439文字)