インドのロヒンギャ難民 「強制送還」に不安募らせ ヒンズー至上主義に危機感
毎日新聞
2019/8/26 19:37(最終更新 8/26 19:38)
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70万人超のミャンマーの少数派イスラム教徒「ロヒンギャ」が避難するきっかけとなった衝突から25日で2年が経過した。大半は隣国バングラデシュに逃れたが、インドにも2万人以上のロヒンギャ難民がいるとみられている。インドでは近年、ヒンズー教徒がイスラム教徒を襲撃する事件が発生。「ヒンズー至上主義のモディ政権がロヒンギャを強制送還する」との警戒感も広がっており、不安な日々を過ごしている。
「ロヒンギャ危機」はミャンマー治安部隊とロヒンギャ武装集団との2017年8月25日の衝突が発端だが、衝突はそれ以前にも起きており、インドにも断続的に難民が流入していた。バングラと異なり公設の難民キャンプはなく、NGOが用意した私設キャンプやスラムなどで暮らす。
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