九州北部大雨

2人死亡 87万人一時避難指示

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大雨で浸水し、鉄工所から流出した油に囲まれた順天堂病院(手前)=佐賀県大町町で2019年8月28日午後0時10分、本社ヘリから津村豊和撮影
大雨で浸水し、鉄工所から流出した油に囲まれた順天堂病院(手前)=佐賀県大町町で2019年8月28日午後0時10分、本社ヘリから津村豊和撮影

 九州北部は28日、前線の影響で発達した雨雲が次々に流れ込み、記録的な大雨となった。気象庁は28日午前5時50分、佐賀、福岡、長崎3県に最も警戒が必要な「警戒レベル5」に相当する大雨特別警報を発表した。車が水に流されるなどして佐賀、福岡両県で2人が死亡、1人が意識不明の重体。避難指示は一時約87万人に上った。佐賀県の順天堂病院で患者ら201人が孤立状態となっている。特別警報は午後2時55分に解除されたが、九州北部は29日にかけて雨が強まり、大雨となる見込み。気象庁は引き続き厳重な警戒を呼びかけている。

 佐賀県武雄市武雄町では28日午前5時15分ごろ、武雄川近くの市道で車が水に流されたと110番があった。軽乗用車は近くの水田で見つかり、車内から50代の男性が救助されたが、搬送先で死亡が確認された。市道は当時冠水していた。

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