小泉環境相、福島・中間貯蔵施設からの県外搬出「必ず守れるよう」

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県庁を訪れ、内堀雅雄知事(左)と会談に臨む小泉進次郎環境相=2019年9月12日午後4時1分、和田大典撮影
県庁を訪れ、内堀雅雄知事(左)と会談に臨む小泉進次郎環境相=2019年9月12日午後4時1分、和田大典撮影

 内閣改造で新たに入閣した小泉進次郎環境相と田中和徳復興相が12日、福島県庁を訪れ、内堀雅雄知事と会談した。小泉環境相は、東京電力福島第1原発事故に伴う除染廃棄物を中間貯蔵施設から30年以内に県外に搬出するという法律で決まっている年限について、「約束を必ず守れるよう取り組む」と明言した。

 内堀知事は小泉環境相に「中間貯蔵施設について、『苦渋』と『信頼』という二つの言葉を共有したい」と切り出し、受け入れの条件だった30年以内の県外搬出の実現を改めて求めた。小泉環境相は「全力で取り組みます」と応じた。

 会談後の記者会見で小泉環境相は、東日本大震災後にたびたび福島県を訪れていることを強調。「就任のあいさつでも『はじめまして』と言うことの方が少ない。このスタートが切れることは、課題解決に向けて大切なことだ」と話し、これまで築いた縁を今後の業務の基礎とする考えを説明した。

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