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「僕は本当にラッキー。70まで生きるとは思っていなかったから」。気配りが身についた人だ。長年暮らした下町でお会いすると「人生夕方」にぴったりの話を用意してくれていた。「日本に初めて来た24歳の時は正直、50歳まで生きる、と思えなかった。高校の時、サッカーで右足のアキレスけんを切って、手術の失敗で足が曲がって。今もちゃんと歩けないからね」
そう話すと、靴と靴下を脱いで、丸まった足先を見せた。
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