JCO臨界事故から20年 風評被害、負けない 特産の干し芋、海外へ活路

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サツマイモ畑を見つめる照沼勝浩さん=茨城県東海村で2019年7月30日午後3時53分、荒木涼子撮影
サツマイモ畑を見つめる照沼勝浩さん=茨城県東海村で2019年7月30日午後3時53分、荒木涼子撮影

 日本の原子力産業で初めて被ばくによる死者を出した「ジェー・シー・オー(JCO)」東海事業所(茨城県東海村)の臨界事故から、9月30日で20年になる。村名産の干し芋を作る照沼勝浩さん(57)は、2011年に起きた東京電力福島第1原発事故の風評被害をも乗り越えようと、海外での販売に活路を見いだそうとしている。【荒木涼子】

 東海村は、太平洋に面する海側に多くの原子力施設が並ぶ一方、市街地から少し外れると赤茶けた畑が広がる。水はけが良く、海に近いためミネラルが多い。サツマイモの生産量、栽培面積が全国2位の茨城県で、村は有数な産地の一つだ。

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