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仙台城跡(仙台市青葉区)で発掘調査をしている市教育委員会は、本丸跡の北東にある巽(たつみ)門跡付近で埋没していた石垣を新たに発見し、9日、報道陣に公開した。石垣はL字形に屈曲した形をしており、市教委は築城当初の本丸に続く登城路を推測することに役立つとしている。
市教委によると、本丸への登城路は二つのルートがあり、その一つが三の丸南東にある巽門を通って上るルート。巽門跡近くには既に、長さ約20メートルの石垣が南北にあることが確認されているため、市教委は登城路の手がかりを得るため、その北側について今年7月から発掘調査を行った。
その結果、全長約4メートル、高さ約60センチの石垣が地中から見つかった。北側に延びた後、北西に向かってL字形に屈曲しているのが特徴。北に延びる石垣にはほとんど手を加えていない石が使われ、北西に延びる石垣には川原石を割った石材が積まれていた。
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