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ボーン・上田記念国際記者賞受賞、核や国際問題への取材が豊富な会川晴之・専門編集委員のコラム

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玄奘が結ぶ中印の縁=坂東賢治

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 「西域(さいいき)」は中国から見て西側、今の新疆ウイグル自治区や中央アジアを指すのが一般的だが、インドやイランを含むこともある。

 「西遊記」の三蔵法師のモデル、玄奘(げんじょう)三蔵の旅行記「大唐西域記」の記述の多くは今のインドの国々に割かれている。

 7世紀前半、仏典を求めてインドに10年以上滞在した玄奘の記録は当時のインド社会を知る上でも貴重だ。中国とインドの交流でもその足跡が何かと話題になる。

 習近平国家主席が2014年に訪問したモディ首相の故郷、グジャラート州も玄奘が仏典を学んだ場所とされる。

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