戦艦武蔵沈没から75年 生存乗組員6人のみ 靖国神社で慰霊祭 県内在住者ら3人が参列 /千葉

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生存する乗組員の話を聞き、故人をしのぶ遺族ら=東京都千代田区の靖国神社で
生存する乗組員の話を聞き、故人をしのぶ遺族ら=東京都千代田区の靖国神社で

 旧日本海軍が建造した世界最大の戦艦「武蔵」(全長263メートル、基準排水量6万5000トン)が、米軍航空機の集中攻撃を受け、フィリピン沖で沈没して75年となる24日、東京都千代田区の靖国神社で慰霊祭が営まれた。乗組員の遺族が集まり、生存する乗組員とともに冥福を祈り、不戦の誓いを新たにした。

 慰霊祭は乗組員の生存者と遺族らでつくる「軍艦武蔵会」の主催で、今回が56回目。会によると、生存する乗組員は全国で6人で、この日はこのうち県内の2人を含む3人が参加した。同会会長で1942(昭和17)年の完成時と44年の沈没時に砲兵として乗り組んでいた中島茂さん(98)=柏市十余二▽同会事務局長で、当時15歳の最年少だった気象兵、早川孝二さん(91)=南房総市白浜町▽ミクロネシアのトラック島で停泊中、工兵として2カ月勤務した大場貢さん(94)=山…

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