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神奈川県鎌倉市を訪ねると、寺院や商店街は大勢の観光客であふれていた。鎌倉大仏や鶴岡八幡宮など有名な観光地では、外国人も多く「古都人気」を実感したが、木々の間を走り回る動物の姿が目についた。大きなしっぽにくりくりした黒い目。よく見るとリスだった。人なれして、愛想良く寄ってくるものも。若い女性や家族連れの人気者になっていた。
市に聞くと、リスの名は「タイワンリス」。台湾から来た外来種だ。民家や寺院の建物、電線などをかじるなど被害が続出し、10年前から本格的な駆除に乗り出しているが、増殖を続けている。市の捕獲数は2000年度に約70匹だったのが、昨年度は約1600匹に上った。
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