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師走に入り、県内各地で年末年始に向けた動きが目立つようになった。クリスマス用のポインセチアの手入れや、名産の干し柿製造、寒ブリの仕込みなどの正月準備が進む。【立松勝、渡辺隆文、大竹禎之】
「塩ブリ」作り 高山で最盛期
高山市問屋町の市公設地方卸売市場で、飛驒地方の年越しの食卓に欠かせない「塩ブリ」作りが最盛期を迎えた。冷凍技術の無かった江戸時代、飛驒地方に富山湾で取れたブリが塩漬けにされて運ばれ、縁起物の出世魚として食べられた風習が今でも残る。
市場には富山県氷見漁港から天然物の「ひみ寒ぶり」や養殖ブリが入荷。卸業者のひだ中央の松井健治さん(38)らが、体長60~80センチのブリを手際よく半身にさばいた。一晩水に漬けて余分な脂と血を抜いた後、塩をまぶし、冷凍庫で保存する。
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