キラキラ砂浜インスタ映えで人気 アサリ集めた人工砂、人も呼び込む
毎日新聞
2020/1/5 21:10(最終更新 1/6 11:21)
有料記事
961文字
- ポスト
- みんなのポストを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
長崎空港(長崎県大村市)に近い大村湾の海岸が季節外れのにぎわいを見せている。青や茶、ピンクなどさまざまな色のガラスでできた人工の砂が太陽に反射して輝き、「インスタ映えする」と人気があるためだ。元々は、海の水質浄化につながるアサリを集めようと長崎県がまいたものだが人まで呼び込み、担当者は驚いている。
2019年12月中旬の週末、大村市森園町の海岸では、親子やカップルが相次いでスマートフォンを片手に砂浜を撮影していった。福岡県久留米市から来た女性(20)は「インターネットで話題になっていたので寄ってみた。キラキラして、とてもきれい」と笑顔で話した。
大村湾は外洋とつながっているものの、海水が行き来する部分が狭く、周りのほとんどが湖のように陸に囲まれている。そのため、湾内と外洋の間で対流しにくく、水質が悪化しやすい。その影響で、植物プランクトンが大量に発生し、赤潮や酸素不足が問題になっている。
この記事は有料記事です。
残り561文字(全文961文字)