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宮内庁は30日、上皇さま(86)が29日午後6時半ごろ、住まいの皇居・吹上仙洞(せんとう)御所内で一時的に意識を失って倒れられたと発表した。30日午前に宮内庁病院で検査したが、症状の原因につながる脳梗塞(こうそく)などの所見は見つからなかった。入院はせず、御所で経過観察する。
上皇さまは、私的な外出から戻って入浴した後、倒れたという。そばにいた上皇后美智子さまが体を支え、頭を床に打つことはなかった。美智子さまが非常ブザーで呼んだ侍医らが駆けつけた際に上皇さまの意識はなく、いびきのような息づかいをしていた。診察を受け始めて間もなく意識が戻った。職員によって担架で寝室に運ばれ、医療的措置を受けた。29日は…
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