- ポスト
- みんなのポストを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
カッターナイフで描く切り絵のイラストレーション。とてもシンプルだけれど、クールでポップで、遊び心があり、ぬくもりもある。毎日新聞の書評欄「今週の本棚」で約12年間、「好きなもの」や「昨日読んだ文庫」で毎週の挿絵を担当した舟橋全二さん(77)。特徴ある「色と形」のうち、カラフルな色遣いは1970年代に過ごした海外生活から生まれたと語る。
雑誌の挿絵や広告にとどまらず、近年は公共空間でもその作品を目にする。例えば、東京メトロ南北線の駒込駅。巨大な花や野菜が壁に描かれている。横浜市の横浜三井ビルディングには、船をかたどったオブジェ。作品を目にすれば、心が浮き立ち、景色が色づく。
この記事は有料記事です。
残り1174文字(全文1464文字)