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創作の原点

芸術・文化の世界で活躍する著名人の方々に、それぞれの「創作の原点」を聞いた。

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イラストレーター、グラフィックデザイナー・舟橋全二 海外で浴びた光と風の色彩

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舟橋全二さん=神奈川県鎌倉市で
舟橋全二さん=神奈川県鎌倉市で

 カッターナイフで描く切り絵のイラストレーション。とてもシンプルだけれど、クールでポップで、遊び心があり、ぬくもりもある。毎日新聞の書評欄「今週の本棚」で約12年間、「好きなもの」や「昨日読んだ文庫」で毎週の挿絵を担当した舟橋全二さん(77)。特徴ある「色と形」のうち、カラフルな色遣いは1970年代に過ごした海外生活から生まれたと語る。

 雑誌の挿絵や広告にとどまらず、近年は公共空間でもその作品を目にする。例えば、東京メトロ南北線の駒込駅。巨大な花や野菜が壁に描かれている。横浜市の横浜三井ビルディングには、船をかたどったオブジェ。作品を目にすれば、心が浮き立ち、景色が色づく。

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