「建て替え」「地盤改良」対応策2案、JV提示 福岡・マンション傾き問題で説明会

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マンションが傾いた問題で、建て替え案などの対応策を説明するJVの若築建設の担当者=福岡市東区舞松原5で2020年7月26日午後2時30分、一宮俊介撮影
マンションが傾いた問題で、建て替え案などの対応策を説明するJVの若築建設の担当者=福岡市東区舞松原5で2020年7月26日午後2時30分、一宮俊介撮影

 25年前に分譲された福岡市東区のマンションに傾きが生じ、建物を支える複数のくいが固い地盤(支持層)に届いていなかったことが判明した問題で、販売したJR九州、若築建設、福岡綜合開発(現・福岡商事)の3社の共同企業体(JV)などは26日、住民説明会を開き、JV側の負担による建て替えと地盤改良の2案を対応策として提示した。住民側は今後、どの案を採用するか協議する。

 マンションは「ベルヴィ香椎六番館」(60戸)。JV側によると、地盤改良では支持層に届いていないくいの周囲を補強して安全性を保つ。建物の傾きは現状のままになるため内装工事で不具合を直すという。区分所有法によると、建て替えの場合は、同じ団地敷地内にある全棟の承認決議が必要になる。JV側は、個別の物件を当時の購入価格で買い取る交渉にも応じる方針。

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