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廿日市市にある小さな公立美術館が1997年の開館以来、平和をテーマにした美術展を毎夏開催している。24回目の今夏は新型コロナウイルスの影響で当初予定した企画を取りやめたが、「被爆75年の節目に途切れさせるわけにはいかない」と、収蔵品のうち平和に関連する作品を選んだ展覧会に切り替えた。地道で息の長い取り組みに共鳴した美術家が寄贈した作品もあり、平和のたすきが今年もつながった。
市役所併設の「はつかいち美術ギャラリー」(同市下平良1)で、97年の第1回展は広島で被爆体験がある画家・平山郁夫らの作品を並べ、5000人以上が来館した。開館当時の山下三郎市長は広島の被爆者で、非核宣言自治体協議会の副会長を務めるなど反核平和に熱心だった。
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