名古屋・大須演芸場、海老名香葉子さん最高顧問辞任 「そろそろ独り立ちを」

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海老名香葉子さん=東京都台東区で2016年12月14日、根岸基弘撮影
海老名香葉子さん=東京都台東区で2016年12月14日、根岸基弘撮影

 東海地方で唯一の常設寄席小屋、大須演芸場(名古屋市中区)が、2015年9月のリニューアルオープンから5周年を迎えるのを前に、最高顧問を務めてきた初代林家三平さん(1925~80年)の妻、海老名香葉子さん(86)が出演者編成などの企画運営から退き、辞任していたことが判明した。

 同演芸場は1965年に寄席小屋として営業を始めた。経営難から14年2月に閉鎖されたが、15年9月に運営体制を一新して再開。東西の演芸界に豊富な人脈を持つ海老名さんに協力を求めてきた。

 海老名さんは「大衆演芸の小屋の灯を消しちゃいけない」と、毎月の自主興行「定席(じょうせき)」の出演者選定と出演交渉のほか、寄席小屋の運営方法の助言を無償で行ってきた。最高顧問を退くことについて、「大須のスタッフの皆さんの力も付いてきたことだし、そろそろ私の役割もおしまい。再開5周年を機に独り立ちできるよう頑張っていただきたい」と話す。

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