- ポスト
- みんなのポストを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
菅政権でデジタル改革が加速しているが、群馬県川場村の道の駅「川場田園プラザ」の産直市場は10年前から「ゆるーいデジタル化」を進め、今では年間6億円の売り上げを誇る。その担い手は地元の生産農家の高齢者たちだ。
年間200万人訪問
川場田園プラザは「農業プラス観光」を掲げ、地元の農産物やヨーグルト、地ビールなど地場産品を製造・販売し、年間200万人が訪れる。ざっと村人口(約3200人)の600倍だ。客の7割が東京や埼玉からでリピート率も高く、2014年度には国土交通省の「全国モデル道の駅」に選ばれた。
開店前の午前7時半、施設内の産直市場「ファーマーズマーケット」には、地元の生産者たちが、袋詰めした野菜を台車に積み込み、次々と納品にやって来る。高齢者の姿が目立つ。みな慣れた手つきで、自分で決めた価格をタッチパネル式パソコンで入力し、生産者名と値段が書かれたラベルを貼って陳列していく。
この記事は有料記事です。
残り637文字(全文1032文字)