行政に任せず自分たちで 集落再生へ、議論する住民 九州豪雨3カ月
毎日新聞
2020/10/5 19:17(最終更新 10/6 02:44)
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7月の九州豪雨で甚大な被害を受けた熊本県球磨村では、球磨川や支流の氾濫などにより3割以上の住宅が全半壊した。豪雨発生から3カ月がたった今も2割近い住民が避難所などでの生活を強いられており、散り散りになったコミュニティーの再生が大きな課題だ。そんな中、集落再生に自分たちの声を反映させようと動き出した住民グループがある。
「被災された方は、行政の支援メニューをまずは自分自身で読み込んでみてください」。10月3日、球磨村神瀬(こうのせ)地区の集会施設に集まった住民約30人に、地区にある神照寺の住職、岩崎哲秀さん(46)が呼びかけた。集落をいかに再生するか行政任せではなく自分たちで議論しようと、岩崎さんらが発起人になって8月末から毎週土曜日に開いてきた「こうのせ再生委員会」(仮称)の一場面だ。
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