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松山大耕(まつやま・だいこう)さん(41)
宗教家として、コロナ禍に苦しむ人々にどう安心を届けるのか。五感を研ぎ澄まし実践を重んじる禅宗から一番遠いところにある、と当初はオンライン体験に否定的だった。しかし、座禅法を紹介する動画を日本語と英語で投稿すると数万人が視聴。「ありがとう」と多くのメッセージが寄せられ、考えを変えた。「宗教の役割は人の心を一つにすること」と一歩進めたのがオンライン座禅会だった。
ウェブ会議システム「Zoom(ズーム)」を使ったオンライン法要も営んだ。全国に散らばる親戚がそろって黒い服に身を包み、経を上げた。スマートフォンで墓を撮影する「リモート墓参」は「懐かしい」と喜ばれた。高齢や難病、遠距離の人も墓参できることに、オンラインの可能性を見いだした。
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