地位協定60年 発がん物質、調査もできず 基地、沖縄県の申請放置 バーベキュー時の泡消火剤?湧き水に混入
毎日新聞
2020/10/23 中部朝刊
有料記事
2199文字
- ポスト
- みんなのポストを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
「この湧き水は飲めません」。そんな立て看板が沖縄県宜野湾市内の湧き水6カ所に設置されている。住民の暮らしを支えてきた水源から近年、発がん性が指摘される有害物質、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)とPFOA(ペルフルオロオクタン酸)が検出されているためだ。汚染源として疑われているのは市の中心部にある米軍普天間飛行場だ。
10月2日、宜野湾市の松川正則市長は防衛省沖縄防衛局を訪れ、田中利則局長と向き合った。普天間飛行場で4月、米兵が格納庫近くでバーベキューをしたために消火装置が作動し、PFOSやPFOAが含まれる泡消火剤が噴出。約14万3800リットルが基地の外に漏れ出した。PFOSやPFOAは事故以前からも市内の湧き水で検出されており、松川市長は事故の再発防止を求めるとともにこう付け加えた。「市民の不安を払拭(…
この記事は有料記事です。
残り1835文字(全文2199文字)
【時系列で見る】
-
米軍車両は有料道路も10年間で73億円免除 日本側が肩代わり
1242日前 -
米軍私有車、税減免14億円 地方財源 自治体、改善要望 19年度
1243日前 -
地位協定60年 米軍私有車、税減免14億円 政府間合意、自治体反発 19年度
1243日前 -
米軍私有車の自動車税減免は年14億円 自治体は地位協定の改善求め
1244日前 -
騒音、相次ぐトラブル…米軍空域「マグナム」上空ルポ 密室交渉で昨年拡大
1250日前 -
騒音、相次ぐトラブル…米軍空域「マグナム」上空ルポ 密室交渉で昨年拡大
1250日前深掘り動画あり -
寺島実郎氏「根底に保護領意識ある米国」 中国との対立は危険 地位協定改定し、日本は主権取り戻せ
1279日前動画あり -
地位協定60年 基地が侵す命の水 沖縄の湧き水、発がん性指摘物質
1280日前 -
地位協定60年 水の安全守れぬ 沖縄県「汚染源、基地の泡消火剤」 立ち入り要請、米軍放置
1280日前 -
地位協定60年 発がん物質、調査もできず 基地、沖縄県の申請放置 バーベキュー時の泡消火剤?湧き水に混入
1280日前 -
地位協定60年 発がん物質、調査もできず 基地、沖縄県の申請放置 バーベキュー時の泡消火剤?湧き水に混入
1280日前 -
生活水源から発がん性物質 汚染源は米軍? 立ち入り調査に高い壁
1280日前 -
生活水源から発がん性物質 汚染源は米軍? 立ち入り調査に高い壁
1281日前 -
地位協定60年 #米軍機飛んでる 市民警報 SNSで共有「OHアラート」 沖縄
1282日前 -
地位協定60年 米軍飛行、SNSで監視 沖縄、県民の「自助」努力
1282日前 -
米軍機の合意違反に「#OHアラート」 SNSで監視する市民たち
1283日前図解あり -
地位協定60年 恐怖は慣れるもんじゃない 沖縄、夜間飛行やまず
1283日前 -
地位協定60年 空からのストレス 深夜早朝の米軍機騒音 「心臓にドンドン響く振動」「あまりの低空、恐怖」
1283日前 -
地位協定60年 米軍騒音、規制時に1152回 4基地、協定形骸化 昨年度
1283日前